1. そもそも『Chrome OS』ってどんなもの?
『Chrome OS』はウェブユースのためのOS。従来のOSと異なり、圧倒的なスピードが特徴です。
2. いつ、どうやってリリースされるの?
Googleによると、正式版のリリースは2010年11月頃になる見込みだそう。以下の画像で示されているとおり、OSの仕組みが大幅に異なるため、ダウンロードでのインストールは推奨しておらず、現在、『Chrome OS』対応PCを開発中だとか。価格帯についてはまだ明らかになっていませんが、Googleとしては、大きめのキーボードとマウスパッド付のネットブックでリリースしたい方針とのことです。
3. どんなに速いの?
ログオン画面まで7秒、デスクトップ表示まで4秒、計11秒で立ち上げ完了になる見込み。従来のOSよりも格段に速いですね。これは、『Chrome OS』用のファームウェアにより実現できるそうです。
4. 具体的に何が違うの?
『Chrome OS』の具体的な特徴として、以下の点が挙げられます。
- 従来のOSではゲームやアクセサリなどのアプリケーションに確保されていたマルチコアCPUや画像チップが『Chrome』に使える
- 『Chrome OS』で『Chrome』を使うと、さらにスピードアップ
- ウェブアプリがすべて。ゲームやアクセサリなど従来のアプリケーションがない。
- 『Chrome OS』はGoogleアカウントで制御されているので、どのネットブックを使っても自分のアカウントでログインできる。
- Gmail、GoogleDocsのみならず、『Chrome OS』で使う全てのものはすべてオンライン保存される
5. これまで使っていたアプリは使えない?
そうともいえません。たとえば、Microsoft Officeのオンライン版を活用し、Excelファイルなどを使えるようにする方針だそうです。
6. 印刷対応はアリ?
『Chrome OS』にも印刷機能は搭載される見込み。ただし、これまでにはない斬新なアプローチでプリンター対応する方針だとか。
7. ラップトップPCやデスクトップPCへの対応は?
まずはネットブックを最優先に取り組んでいるそうで、ラップトップPCやデスクトップPCはその後にリリース予定のようです。
Kevin Purdy(原文/松岡由希子)