先月テスト版がようやくリリースされた『Google Chrome OS』。圧倒的なスピードを誇り、これまでにない斬新なOSとして注目されていますが、完全なるブラウザ対応型という点がいまひとつ気に入らないというユーザさんも。こちらでは、『Chrome OS』の有力な対抗馬として、ネットブック用OS『Jolicloud』をご紹介しましょう。
『Jolicloud』が『Chrome OS』と大きく異なるのは、デスクトップアプリにも対応している点。またこちらのページでお分かりのとおり多種多様なデバイスとも対応しています。実際、米Lifehackerの仮想マシンでテストしたところ動作は良好で、他のハードディスクとの相性もいいようだとのこと。
『Jolicloud』にご興味が湧いてきた方はインストールしてみましょう。Windowsをアンインストールしなくても、ハードドライブで割り当てられたスペースでこれを使うことができます。以下のスクリーンショットのスライドショーで、まずは雰囲気をチェックしてみてくださいね。
インストールした後の流れは、大まかにこんな感じです。
『Jolicloud』のインストールが終わったら、次のようなログイン画面が現れます。
インストール時に設定したユーザ名とパスワードを入力。ログインすると、このようなJolicloudのランチャー画面が表示されます。
Jolicloudアカウントを設定します。特別なJolicloudアカウントは招待コードが必要ですので、早めに登録しておきましょう。Jolicloudのホームベースに登録できたら、以下のようなJolicloudのアプリケーションディクショナリーにアクセスできます。
この画面では、『Skype』、『Dropbox』、『Boxee』、『Spotify』といったデスクトップアプリをワンクリックでインストールできます。また、Jolicloudにログインすれば、Twitter・Facebookといったソーシャルネットワークにもアクセスできます。
こちらは更新マネージャ。アプリの更新情報を教えてくれる便利なプラットフォームです。
いかがでしたか?
『Chrome OS』とはそもそもの設計コンセプトが異なるので一概に比較できませんが、『Jolicloud』は『Chrome OS』にはないデスクトップ対応型という特徴があり、デスクトップ派の方には有力なネットブック用OSといえるでしょう。特に、アプリケーションディクショナリーはiPhone風なので、iPhoneユーザの方にはなじみやすいかもしれません。
『Jolicloud』はα版としてリリースされています。ダウンロードはこちらのページからどうぞ。
Adam Pash(原文/松岡由希子)